投資を行う際に使われる手法として一般的にファンダメンタルとテクニカルの大きく2つに分けられます。
ファンダメンタル分析とは企業の成績表と言われる財務諸表や経済の動向、その業界の状況などを使ってその会社の価値を調べていって良い企業や業界、国などに投資していく手法です。
対するテクニカル分析とは、過去の価格データを基に市場の動きやトレンドを分析して、今後の価格がどう動くかを予測する手法です。チャートや指標を使って、投資家やトレーダーは市場の心理やパターンを読み解き、取引のタイミングを決めることができます。
ファンダメンタルとテクニカルはそれぞれ極めて行けばすごい力を発揮します。数百億円を稼ぐ個人投資家というのも実在し、そういった凄腕トレーダーはファンダメンタルかテクニカル、どちらかに突出した能力を持っていることが多いように感じます。ファンダメンタルなら五月さんや井村俊哉さん、テクニカルではテスタさんやCISさんなどがとも有名で、投資手法もYouTubeや書籍などで公開しておりとても参考になります。
しかし、こういったすごい方たちというのは極稀で一般人は正直なところどちらかを完璧に極めるのは厳しい。というのも、テクニカルはチャートにどういった線を引くかというのは主観が入るし、時間軸をどれにするかでも全く違った結果になります。ファンダメンタルも流れている情報量があまりに多く、一般人だとそれをどう対処していいのか、どの数値を参考にするのか?などなど、決め手となる軸が分からず、途方に暮れることにもなりかねません。
なので、結論としてはファンダメンタルとテクニカルの両方を駆使して投資をするというのが一番いいと思います。良い企業をファンダメンタルで探しつつ、良いタイミングをテクニカルで見計らって買い、売るときのサインが出たら売る、というやり方が一般人には適しているのだと思います。
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